アパホテルは、ここ10年ほどで驚くほど進化してきました。
しかし、その多くは大々的にアナウンスされず、
「気づく人だけ気づく静かなアップデート」です。
2年連続プレジデント会員として泊まり続ける中で、
“あれ?ここ前と違う…”という小さな変化が積み重なり、
気づけば全体として 別物レベルに快適になっている と感じます。
この記事では、アパホテルの進化を
1984年の創業から2025年まで、年表形式でわかりやすく総まとめ にしました。
第1章:1984〜2000年代|アパホテルの基盤ができた時代
1984
- アパホテル1号店(石川県)オープン
1990年代
- 北陸から全国主要都市へ展開
- 「高品質・高機能・環境対応」という現在につながるコンセプトが固まる
2000年代
- アパカード導入
- 会員制度が本格運用
- 大浴場つき“ホテル&リゾート型”の原型が登場
アパの“骨格”が整った時代。
第2章:2010〜2019|大型化 × デザイン統一の時代
2010〜2015
- 都心部に大型高層アパホテルが続々オープン
- 大浴場を持つ都市型ホテルが一気に増える
2016
- “アパ直”強化(アプリ・Web予約が中心に)
2017〜2019
- 黒×金のデザイン言語が標準化
- ベッドスロー、照明、壁紙が統一され世界観が形成
- 各館ごとの個性+統一感の両立が進む
アパの“ブランドとしての顔”が確立されたフェーズ。
第3章:2020〜2025|非接触 × 技術進化の時代
2020(コロナ禍)
- 非接触チェックイン強化
- アメニティや動線が効率化
2021
- 1秒チェックイン導入
(アプリ事前入力+ロビーの自動チェックイン機)
2022〜2023
- ウォーターサーバー導入(ペットボトル廃止)
- 紙コップ+ガラスコップの2種類へ統一
- ゴミ箱が「燃える/ペット・缶」に分類
- 枕が“高い/低い”の2個スタイルに標準化
2023
- カミソリが Schick(通常3枚刃/リゾート4枚刃)へ統一
- ハンガーのクリップ(ボトム用)が廃止傾向
“見える快適さ”と“見えない快適さ”の両面が大きく進化した時期。
第4章:2021〜2024|客室デザインの静かなアップデート(体験ベース)
プレジデントクラスで泊まっていると気づく、微細な進化。
2021〜
- 四方向の壁紙がすべて違うデザイン配置
- カーテン&レースカーテンが横柄に統一
- ベッド背面は幾何学模様×間接照明
- 大型ミラーで空間を広く見せる視覚効果
2022〜2023
- 家具サイズが最適化(数センチ単位)
- テレビを真正面ではなく“圧迫感を減らす位置”へ配置
- 廊下の照明・色温度も館ごとに最適化
「狭いのに狭く感じない部屋」の技術がここで完成度を高めている。
第5章:2022〜2024|バスルームの進化
アパホテルのバスルームは、意外と見逃せないほど進化。
2022
- 浴室の段差が低く改善
- 手すりが増えて安全性向上
- アメニティ配置が“取りやすい設計”へ最適化
2023〜2024:給湯メモリ導入
あなたが思い出した“隠れ神アップデート”。
✔ 給湯メモリとは
蛇口に湯量メモリがあり、
設定したリットル数で自動でお湯が止まる機能。
✔ メリット
- 満水で溢れない
- 入浴準備が圧倒的にラク
- 湯量が毎回一定で快適
- 無駄なくエコ
他のビジネスホテルではほぼ見ない、アパ独自の進化。
第6章:2020〜2025|アプリとポイントの進化
ルーレット(常設)
- チェックアウト後に回せてポイントが当たる
PK・将棋ゲーム(不定期)
- ポイント当選率が高い
- 宿泊数の多い人ほど恩恵を受けやすい
アパポイントの正しい使い方
- 会員ランクには 無関係(ランク=宿泊回数のみ)
- ポイントは
- キャッシュバック
- 宿泊費1,000円分充当(1泊上限)
→ 実質 “1,000円券” として使える。
第7章:アパホテルの“静かな進化”まとめ
アパホテルは、
- 壁紙
- 照明
- 家具
- アメニティ
- バスルーム設備
- アプリ機能
- ポイントゲーム
こうした“小さな改善”の積み重ねによって
今の快適性を作り上げています。
派手なリニューアルではなく、
気づく人だけ気づく、生活動線の最適化。
これこそアパホテルの魅力だと思います。
第8章:これからのアパホテルに期待したいこと(提言)
プレジデント会員としての希望を込めて。
- 1秒チェックインのさらなる高速化(NFC対応など)
- 壁紙・照明・柄の“選べる客室”化
- バスルーム段差ゼロ化
- 給湯メモリの全館導入
- ポイントを寄付に使える仕組み
- 枕・照明・好み設定をアプリと連動
- アパのデザイン思想を公式に公開してほしい
アパは“他社がやることを追う”よりも、
アパにしか作れない快適性の追求が似合うホテルだと思っています。
おわりに
泊まるたびに気づく進化。
そして、気づく人だけ気づく快適性。
アパホテルは“静かなアップデート”の積み重ねで
確実に進化し続けているホテルチェーンです。
次に泊まる際には、ぜひ細かな改善にも目を向けてみてください。

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