東横INN ― 出張者のための「規律ある安心」

1．東横INNの基本スタンス

東横INNは、全国一律の品質を徹底した“標準化のホテル”。
デザインやサービスを派手に差別化することより、
「どの店舗に泊まっても同じ快適さを感じられる」ことを最優先にしている。
出張者にとっては、知らない街でも迷わず休める“拠点”のような存在だ。

2．3つのタイプでみる東横INN

タイプ	主な立地・特徴	狙い
駅前型（基本形）	駅から徒歩3分圏内。全国どこでも同じ設計。	出張・短期滞在に最適。
空港型	羽田・成田・関空など空港周辺に集中。	早朝・深夜便対応。シャトルバス完備。
地方型	地方都市・観光地近く。	長期滞在・地域利用者向け。

アパホテルが“体験”で差別化しているのに対し、
東横INNは“立地と規律”で安定感を打ち出している。

3．筆者の推し：駅前型の安定

私がもっとも信頼しているのは、駅前型の東横INNだ。
チェックインが遅くても、どの店舗でも動線が同じ。
エレベーターを降りて右手にランドリー、左手に自販機――その安心感がある。

夜遅くに到着しても、照明の明るさとベッドの高さが想定どおり。
出張の終盤ほど、“驚かないこと”がありがたくなる。

4．東横INNの体験要素

観点	内容	特徴
内観	機能的で整然。	都市型ビジネスホテルの原型。
アメニティ	必要最小限。環境配慮でフロント渡し。	清潔維持と合理性。
朝食	無料軽食。	おにぎり・味噌汁・卵料理中心。
設備	会議室・ランドリー完備。	出張向け機能を最小構成で。
アプリ／会員制度	シンプルUI＋10泊1泊無料。	平等でわかりやすい。

5．まとめ

東横INNは、“驚かせない”ことを最も丁寧に実践しているブランド。
華やかさやリゾート感はないが、予測可能な安心がある。
アパホテルが体験を売り、スーパーホテルが回復を売るなら、
東横INNは規律と信頼を売るホテルだ。
出張の夜に必要なのは、刺激ではなく整った環境――その答えがここにある。